外壁工事において注意するべきポイント7つ

ライフハック

住宅も消耗品なので、経年劣化による損傷は避けられません。
紫外線や雨風による外壁の劣化、普段の生活の中で自然についていく内装の傷等。
こういった損傷を最小限に抑えつつ、継続的なメンテナンスで住宅の状態を
維持していくのが大切になります。

メンテナンスに関しては、業者に依頼するものもあれば自分で行うものもあります。
今回は私が業者に依頼した外壁工事の際に気を付けておけば良かった!
という点も含めて書いていこうと思います。

1.近隣住民へのアナウンス

外壁工事となると、外壁周りに足場を組む必要が出てきます。
足場を組む際に注意しておきたいのは、近隣住民へのアナウンスです。

  • 業者のトラックが長時間駐車される
  • 足場の組み上げ時に音がする
  • 場合によっては車などの移動をお願いするケースもある

何もお知らせが無い状態で作業が始まってしまうと、トラブルになりかねません。
少なくとも、作業日の1週間前程度にはお知らせしておきましょう。

業者が能動的にアナウンスしてくれるケースもあります。

トラックの駐車場所については、自宅の駐車場を使ってもらうことになると思いますが、
万が一路上駐車を伴う場合は、近隣住民の迷惑とならないよう配慮が必要となります。
また、その道路を大型車が行き交うような場合は、事前に業者へ相談しておくと良いでしょう。

足場の組み上げ時に音がしてしまう点については、作業の性質上避けがたい問題ですが、
近所に乳幼児がいる場合は、個別に連絡しておくと良いでしょう。
物音で昼寝を阻害してしまう可能性があるので、そういった心配りだけで心象は変わります。

ご近所にご協力頂く場合は、粗品をお渡しして感謝を伝えると尚良いでしょう。

2.家財の退避

足場は外壁から50~70cm程離れたところに支柱を立てて組んでいきます。
事前に退避しておくことで、後悔する問題を軽減できます。
私は園芸用の土(袋)を置いていたのですが、袋が破られていました。

  • 外壁近辺の移動可能なものは退避しておく
  • ホース等、事故に繋がり得るものはきちんと収納しておく
  • 動かせないモノについては、傷の有無を確認しておく

移動可能なものについては、業者が能動的に判断して移動させてくれれば有難いのですが、
なかなか気が利く人ばかりではないので、トラブル防止の為に自分で動いておきましょう。

また、大型の家財については傷の有無を確認しておくことで、
工事期間中に傷がついた際に訴求することができます。ここ大事です。

3.事前に傷の有無を確認しておく

先程も書いた通り、工事期間中に傷を付けられてしまうケースがあります。
(私はこの問題で業者ともめています)
工事前にできる範囲で傷の有無を確認しておくと良いでしょう。

外壁の確認

塗装剥がれの有無

台風などで飛来物が当り、塗装面が剥がれてしまっている箇所が無いか。
子供が壁にボールを当てて遊んだりすると剥がれる場合もありそうです。

欠けの有無

クラック(ひび)が入っている箇所が無いか。
欠損してしまっている箇所が無いか。
クラックが入りやすいポイントは、外壁パネルの四隅になります。

外構の確認

ポスト等

ほぼ問題は無いと思いますが、念のため確認しておきましょう。
特に損傷した時に被害額が大きくなりそうなカメラや宅配ボックスは念入りに。

柵・塀等

普段の生活で注視することはあまりないと思いますが、こちらも確認しておきましょう。
外観を意識した外構が増えている昨今、傷が付いてしまうと目立つ可能性があります。

タイル等の床材

ここも確認しておいてください。
私は2箇所割られてしまいました。

ガラス・扉の確認

最近のガラスや窓は大型化されている傾向にあると思います。
大きさに比例して、当然商品の価格も高くなっているので、
修理・交換となるとコストがかさみます。事前に確認しておきましょう。

自分で確認できる部分は全て見るという意気込みで確認しておくと良いでしょう。

4.業者の名刺をもらう

着工の際には、各業者から名刺や名前を預かりましょう。
会社名・名前を一切名乗らないで作業する方は雑な作業をしてきます。
強制的に会社の看板を背負わせるのが狙いです。

また、何かおかしな行動を発見した際に名指しで指摘することができます。
今回の私のケースでは、足場の組み上げ・外壁工事・足場の解体全ての業者が
名乗らないまま作業を開始していました。ここで違和感に気付いていれば。。と後悔です。

責任者を確認する

名乗らせる理由として、責任者の明確化も含まれています。
信じられませんが、外壁工事の際に現場監督の常駐は必須ではないそうです。

ハウスメーカーの保証内として今回外壁工事を依頼しましたが、
ハウスメーカー立ち合い無しで委託先の業者のみで作業されていました。

現場責任者が誰なのかを明確にした上で、作業開始してもらうようにしましょう。

5.作業手順をチェック

業者はプロだからお任せしよう。と呑気に構えていると痛い目を見るかもしれません。

確かに、その道のプロではありますが、プロ故の過信や気の緩みがあるかもしれません。
作業を開始してからしばらくの間、監視しておくことをオススメします。
確認した上で、「この人たちなら大丈夫だな」と納得できれば”お任せ”で問題ありません。

私のケースでは以下の問題がありました。

  • 資材を立て掛ける
  • 資材を投げる
  • 資材を倒す(庭の芝生にバタンッ)
  • おかしな音がする(ゴリゴリ)

ただジーっと監視しているだけだと、業者もやりにくくなってしまうと思うので
飲み物等を差し入れとして持っていき、作業状況を伺うと自然な流れになります。

6.作業完了後のチェック

作業が完了すると、業者も次の現場がある為か
足早に立ち去ってしまいます。

業者が帰ってからでも良いので、傷の有無とゴミ等が放置されていないかチェックしましょう。

傷の有無については事前チェックと同じポイントを探して行けばOKです。
ゴミや土が散らばっている事も。。。
軽く掃き掃除をしてくれれば良いだけなんですが、余程忙しいのでしょう。

7.損傷・損壊を発見したら

直ぐに責任者に電話で連絡を取り、当日中に確認に来てもらいましょう。
この時、夜になって傷の確認が難しくなると嫌なので、できるだけ早くアポを取ってください。

また、傷のついた箇所にはマスキングテープをちぎって貼り付けておきましょう。
傷の数が一目瞭然ですし、確認漏れも防止できます。

私の家はマスキングテープだらけです。。。

まとめ

業者が悪意を持って傷をつけたり、モノを壊したりすることは無いと思いますが、
人間なので、ミスをすることもあります。
そういったミスで家を傷つけられてしまった際に、どう対処するかが今回のテーマでした。
工事着工前後で傷が増えているという点を、施工業者に強く主張できるように
1.事前準備と2.問題箇所の早期発見、3.即指摘

この3点を是非意識して頂ければと思います。