長女のやる気スイッチを押してみる

育児

やる気~スイッチ、君のはどこにあるんだろ~?♪

子供のやる気って大人の理解が及ばないところで入ったり切れたりしますよね。
我が家の長女は家に帰るとほぼスイッチが切れます。

外では頑張っているようですが、親からは見えないところなので
見えるところでもアピールしてくれると嬉しいなぁと思ったりもします。

そんな長女はピアノ教室に通っているのですが、まぁ家で練習しないんですよね。
ほぼ毎日のように妻が「今日、ピアノの練習やったの?」と確認しています。

まずは子供の特性を見極める

自分のやる気スイッチを入れるのは割と簡単にできますよね。
自分にとってのご褒美だったり、テンションが上がる事を考えれば良いわけですから。

その「ご褒美」は人によって様々ですよね。
自分の子供とは言え、子供の考えを全て理解している親はそうそういないでしょう。

なので、まずは子供の特性・特徴、好きなもの等を分析することが大事です。
分かった気にならず、改めて子供を見つめ直してみてください。

我が家の長女の特性を整理すると

  1. ズボラ
  2. 人から指摘されるのを嫌う
  3. 負けず嫌い
  4. 甘えたいけど甘え下手

だいたいこんな感じです。
上に挙げた特性はあまり良さそうに見えないですが、
これを武器に出来たら強いですよね。

特性を武器に変える

良い特性はそのまま武器になる。
これは簡単にイメージできますね。

では、悪い(ように見える)特性はどうしますか?
抑え込んで、一生懸命修正しますか?

それはとてつもなく大変な労力を要します。
おまけに子供達には多大なストレスを与えてしまいます。

子供を伸ばす為にストレスを与えて良いわけはありませんよね。
子供たちは伸び伸びしている時が一番伸びます。(伸びって言いすぎ

弱点を逆転させて考える

一見弱点と思えるものでも、裏を返してみると案外強みに変わります。

ズボラ

ズボラとは、「行動がだらしない、態度がしまりない」さま。となっています。
これを逆の発想で考えてみます。

まず、「だらしない」というのは他人からの評価ですね。
これを気にせず、マイペースでいられるというのはメンタルが強いと言えます。

「締まりがない」というのは「緩い」ということ。
ならばリラックスしやすいと言えます。

これを活かさない手はないでしょう。
だらしないのは、やる気が乗ってこないから動かないだけです。
緩いばかりではダメなので、緩急をつけることが大事です。

つまり、この弱点はスイッチさえ入ればなんとかなります。

人から指摘されるのを嫌う & 負けず嫌い

子供には子供なりのプライドがあるのでしょう。
プライドを傷つけるメリットは無いので、指摘は最小限にしましょう。

むしろ、自分から動きたくなる”動機”を作ることが大切です。
言い方を選ばなければ「調子に乗せる」ことが大事なのです。

簡単な手法は「褒める」ですね。
小さなことでもさりげなく「褒める」。
これだけで子供の自己肯定感や自尊心は育ちます。

長女は”負けず嫌い”という特性も持ち合わせています。
私はこれを活用したアプローチをしています。

そのアプローチとは、私もピアノの練習をする。です。
長女と私で「どちらが先に課題曲を弾けるようになるか」を競っています。
私も初心者なので、長女と同じ程度のレベルで丁度良かったです。

負けず嫌いな長女は私に負けないように、
私が練習している姿を見ると、隣に座って一緒に練習を始めます。

「練習をしろ」と指図すれば「わかってる!!」と怒り口調で反発してきます。
しかし、こちらから「姿勢」を見せることで子供の動きも変わってきます。

「負けたくないなら努力しろ」を言葉で伝えるのではなく
子供に”察知させ、能動的に行動を起こさせる”のです。

これが自然にできるようになると、周囲の人間と張り合うという特性が生まれます。
昨今の教育現場では、この”張り合い”を遠ざけるような取り組みが増えています。
社会は戦場です。子供達が逞しく生きていけるように武器を身につけさせたいものです。

甘えたいけど甘え下手

長女が自分から甘えてくる機会は減りました。
子供なりにいろいろと遠慮しているのでしょう。

兄弟が増えたことにより、自分はしっかりしないといけない。
長女なりに妹たちにいろいろ譲歩してきたんですね。

強がりは武器にもなりますが、諸刃の剣でもあります。
ケアもしっかりしていく必要があります。

なので、一緒に隣でピアノの練習を始めた際には、
褒めてあげたり、会話をいつもより多くしたりします。
特別すごいことをする必要はありません。

いつもより、子供とのコミュニケーション濃度を上げるだけです。
子供達はなんだかんだ、親との関りが欲しいものです。
それなりに年齢を重ねて大きくなってくると照れくさくなりますが、
そういうものは家の中で考えるのをやめましょう。

家の中は、子供が親に甘えられる環境にしておくのも大事です。
強がりも時には必要ですが、人間強がってばかりでは疲れてしまいます。

武器を活かす

武器が見つかったのであれば、あとはそれを活かすのみです。
元々持ち合わせている強みと、先程見出した弱点からの強み。

これらを最大限活かしながら
楽しく過ごしていくことに注力していくことが大切です。

そしてその強みを次第に自覚させることが出来れば
あとは自分の力で進み始めます。

今の長女はまだこの段階まで来れていません。
これから何をきっかけに気付いてくれるかな?と楽しみです。

まとめ|今日の教訓

子供の弱点を弱点と決めるなかれ
捉えようによってはいくらでも強みは生まれる
言葉だけではなく姿勢で伝える