さくらのVPSでJenkinsを動かそう

CI/CD

さくらのVPS環境でJenkinsが動かせるようになるまでの手順をサクッとご紹介します。
いろいろなサイトを巡り、Youtubeも参考にしましたが、スムーズに構築できなかったので
誰かも同じように躓いていたら、お力になれれば幸いです。

では参りましょう~

OSインストール

さくらのVPSへログインし、コントロールパネルを開きます
画面右上にある「各種設定」>「OSインストール」をクリックします

OSインストール形式

「標準OS」で進めます。お好みでカスタムしてもいいかもしれません。

今回の手順ではCentOS8を使用するので、
「OSを選択」というプルダウンで「CentOS8 x86_64」を選択します。

管理者ユーザ(root)のパスワードを入力します。必ずメモを取りましょう。

スタートアップスクリプト

「スタートアップスクリプトを利用しない」を選択。

パケットフィルタ

JenkinsのwebUIで8080ポートを使用するので、このタイミングで設定してもOK。
→設定方法「+解放ポートを追加する」をクリックし、ポート番号に「8080」を入力すればOK。
 簡単!!

公開鍵

「登録しない」を選択。

設定内容を確認してOSインストールに進みます。

OSインストールでは現在のデータがすべてクリアされるので、
残したい情報がある場合は退避をしておきましょう

OSのインストール実行

設定内容の確認をしたうえで、インストールを実行します。

OSインストールが終了したらサーバが起動するので、TeraTerm等でSSH接続します。

rootユーザでパスワードは先程設定したものを使用します。

以降の手順はTeraTerm上で実行してください。

yumの更新

yum update

途中で処理を続行するか聞かれるので「y」を入力します。

Javaのインストール

Javaは「JRE」ではなく、「JDK」をインストールします。
私は最初JREをインストールして起動しませんでした。。

OpenJDKのリポジトリ設定

sudo vi /etc/yum.repos.d/adoptopenjdk.repo

以下を追記します

[AdoptOpenJDK]
name=AdoptOpenJDK
baseurl=http://adoptopenjdk.jfrog.io/adoptopenjdk/rpm/centos/8/x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://adoptopenjdk.jfrog.io/adoptopenjdk/api/gpg/key/public

パッケージ情報が取得できるか確認

dnf list adoptopenjdk*

表示されればOKです。

インストール

sudo dnf -y install adoptopenjdk-11-hotspot.x86_64

Jenkinsのインストール

Jenkinsをインストールする為にリポジトリ設定

yum install wget

途中で処理を続けるか聞かれるので、「y」を入力します。

sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins.repo
sudo rpm --import https://jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key
sudo rpm --import https://pkg.jenkins.io/redhat/jenkins.io.key

インストール

sudo yum install jenkins

サービス登録と起動

sudo systemctl start jenkins
sudo systemctl enable jenkins

起動確認

systemctl status jenkins

Ctrl + C で抜けます。

パケットフィルタ解放

OSインストールの段階でポート開放していない場合はここで実施しましょう。

「さくらのVPS」のコントロールパネル「パケットフィルタ」タブをクリックして
「パケットフィルタ設定へ」ボタンをクリック

カスタム / TCP / 8080 を追加して「設定を保存する」をクリックです。

これでJenkinsにweb画面でアクセスできるようになりました。

Jenkinsへアクセス

http://example.com:8080 へ接続します。
example.com の部分は、ご自身のVPSサーバに読み替えてください。

Unlock Jenkins

初回アクセス時に認証が入ります。指定された場所に記載されている
パスワードを入力する必要があるのでTeraTermでパスワードをゲットします。

cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword

表示されたパスワードをコピーし、先程のJenkinsの画面にペーストし、続行します。

Pluginのインストール

「Install suggested plugins」を選択しておきましょう。

これでJenkinsさんの環境構築は完了です!!!

ここからがスタート

今回の手順はJenkinsが動くところまでをご紹介しました。が、起動しただけじゃダメですね。

CI/CDに向けて、ここからがスタートです。頑張りましょう。

JenkinsからSlack通知を行う方法等もご紹介するつもりです。

ではでは。