Wijmoで行追加しつつデータをコピーする

前回の記事の発展形です。とは言っても、変更点は微々たるものですが。。
▼前回の記事はこちら▼

Wijmoでどこでも行追加

WijmoのFlexGridは簡単に行を追加できる仕組みを持っています。 グリッドの一番下に空の行を用意して、入力があれば新規行を生成するという動きが自然にできます。 また、行をドラッグ＆ドロップで移動することもできる為、ほとんどの場合、最下行に新規入力欄があれば事足りると思われます。 一方で、任意の場所に行を挿入したい場合には今回ご紹介する手法が役に立ちます。

habataki-blog.com

2023.05.25

前回の説明では新規行を選択行に追加するだけでしたが、
新規行を追加しつつ選択行の情報をコピーさせるような動きも必要になってくるかと思います。
もちろん、選択行の下の行をコピーするような動きも可能です。

insertメソッドの第2引数で指定可能

これが答えです。
リファレンスを見ると

と書かれています。第2引数で追加する行のitemを指定できるわけです。

つまりここに行データを渡す事で簡単に実装できます。

実装例

結論

var grid = new wijmo.grid.FlexGrid('grid');
var items = new wijmo.collections.ObservableArray(data);
var selectionRowIndex = grid.selection.row;
items.insert(selectionRowIndex, items[selectionRowIndex]);

これで動きます。下にデモも貼っておきます。